2008年08月28日
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すれ違う淡い恋・気の強い女をその気にさせる天然系のサトシの魅力炸裂か!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「最後の大勝負!ポケモントライアスロン!!」

あらすじ §

 ポケモンサマースクール最後のプログラムはポケモントライアスロン。何が入っているか分からないポケモンボールを使い、その場で出たポケモンと協力して1位を目指します。

 ムサリンダの攻撃でアオイが割れ目に落ち、サトシはそれを助けます。その間にコウヘイとムサリンダが1位を争いながら先行します。しかし、体力不足のコウヘイと、ご飯を食べ過ぎて身体が重いムサリンダは、競い合うように突進するサトシとアオイに抜かれてしまいます。僅差でサトシが勝ち、サトシとアオイがワンツーフィニッシュした赤組は逆転優勝します。

 全てのプログラムが終わった夜、キャンプファイヤーが行われます。ムサリンダは同じ組の者達から、充実した時間を過ごせたことを感謝されて、いい感じになります。サトシは、アオイの育て屋に行くと約束し、再びバトルすることを約束します。

感想 §

 今回の最大の見所は、サトシとアオイの間にあるすれ違う淡い恋心でしょうか。

 アオイは女であり、いくら男っぽく振る舞ったところで、男にときめくことがあるでしょう。そして、アオイは必死になるサトシにときめいてしまったのです。しかし、あくまで友達だと思っているサトシはそれに気付きません。

 このパターンは、コンテストバトルで対戦したノゾミのケースと同じかもしれません。

 男っぽくさっぱりした性格で、ノリが良くガンガン行くタイプの女の子とサトシは、めっぽう相性が良いのかもしれません。

 とはいえ、サトシの方に自覚はないようですね。

更に感想 §

 だから、今回の結末は微妙にすれ違っています。

 サトシは最大限に好意を持ってアオイを友達だと言っていますが、その好意ではアオイは物足りないのです。アオイを訪問してくれるというサトシの言葉は好ましいものではありますが、そこに割り切れない悲しさも残ります。

 この割り切れ無さが素晴らしいですね。

 これを描くことが、ある意味でこのポケモンサマースクール編の目的だったのかもしれません。

 更に言えば、アオイとサトシの再会があり得るとすれば、アオイが「女の子」としてサトシの前に立つ日があるかもしれないし、その際にはヒカリを含めた複雑な感情の軋轢が生じる可能性もあり得ます。もしかしたら、サトシは異性を意識することから逃れられない状況に直面するかもしれません。ドキドキしますね。あるいは、今まで通り、サトシはそれを意識しないまま終わってしまうかもしれません。それも、相手の女の子の心情を考えればドキドキする悲劇ですね。どういう結末になるにせよ、楽しみです。

もう1つ感想 §

 トライアスロンのゴールでチェッカーフラッグを振ったのはナナカマド博士。難しい顔をしている割に、けっこうノリの良い人なのかも。まあ、ノリが良くなければ、これほど多彩な趣向を持つポケモンサマースクールなど主催はできませんが。

今回の一言 §

 わがままを通しただけなのに、なぜか感謝されるムサシ=ムサリンダ。一方、職員として働いたニャースとコジローも食事をきちんと食べられ、給金ももらっていい感じ。すっかり、ポケモンを盗むという本来の目的を忘れています。